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歳を重ねるとともに、悩みが増えていく・・。

毛穴は広がっていき、シワも深くなるし、吹き出物は治るのに時間がかかる。

鏡を見て、こんなんじゃなかったのに・・・と悲しい気持ちになった人も多いのではないでしょうか。

 

もちろん、私もそんな気持ちになったことがあります。

でも、お肌ってきちんとケアをするときちんと応えてくれるものだと思っています。

 

このページでは、肌の機能がどうやって低下していくのか、どう衰えていくのか、何が原因で肌のトラブルが起きるのか、を説明していきます。
少し難しい話も出てくるかもしれませんが、きちんと原因を知っておくと良いことがあります^^
原因を知ることで、どうすればそれを防ぐことができるのか?を知ることができるからです。

 

今、お肌にお悩みを抱えているのであれば、きっと当てはまるものがあるはずですよ!

 

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目次

肌機能の低下はなぜ起きる?

肌老化が起きるメカニズム

肌の老化を早める有害物質とは?

化粧品による肌トラブル

まとめ
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▲クリックすると目的の場所にジャンプします。

 

肌機能の低下はなぜ起きる?

表皮の一番下にある基底層というところでは、日々新しい細胞が生まれています。
この細胞がどんどん肌表面に押し上げられ、角質(垢)となって剥がれ落ちるまでのサイクルを肌のターンオーバーと言います。

角質層まで上がってきた細胞はすでに死んだ状態であり、薄い板状になったものが”鱗(うろこ)”のように折り重なっています。
このうろこが規則正しく並んでいて、順番に一枚ずつ剥がれ落ちるのが理想的な状態です。

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このターンオーバーをする過程(角化)が正常に働いていると、肌の保湿機能であるNMF(天然保湿因子)やセラミドを主成分とする細胞間脂質が作られます。

肌の機能が正常に働くと、肌は自ら潤いを保つことができ、外界の刺激から肌を守るチカラのある健康的な皮膚となります。

 

逆に言えば、ターンオーバーは早くても遅くても、肌の保湿力を低下させる原因となります。

 

でも、何らかの原因で、この肌の機能が低下することがあります。

ターンオーバーが遅くなると・・・?

ターンオーバーが遅くなることを過角化(ハイパーケラトージス)といいます。
これは、不要な古い角質が溜まったままスムーズに剥がれ落ちない状態であり、肌が固くなりごわつきます。
透明感もなくなり、肌全体がくすんだような印象になってしまいます。

表面が固くなることで、毛穴に汚れ(角栓)がたまったり、ニキビができやすくもなります。

これを改善するには、正しい洗顔や作用が穏やかなパックなどで古い角質を落とし、ターンオーバーを促進させると効果的です。

 

ターンオーバーが早くなると・・・?

反対に、ターンオーバーが早くなることを錯角化(パラケラトージス)と言います。
”ターンオーバー”というと、促進させることばかりに意識が向きがちですが、早すぎても悪影響があるのです。

角質層の細胞は死んだ細胞なので、通常は核はありませんが、サイクルが早くなりすぎると、核が残ったままになってしまいます。
核を持ったままの細胞(生きている細胞)は、バリア機能が未熟なので、外的の刺激に弱く、また、水分保持能力も低いので乾燥しやすい肌になってしまいます。

頻繁にスクラブやピーリング剤などを使っている方は、このような状態に陥っているのかもしれません。
ピーリングやスクラブは、使用後に肌がツルツルするので心地よいものですが、使う頻度やタイミングには注意が必要です。

この場合は、とにかく刺激を避け、しっかり保湿をすることに重点を置いたケアが必要です。

 

ターンオーバーが乱れる原因としては、年齢も大きな要因ではありますが、それだけではありません。

・紫外線
・ストレス
・食生活の乱れ
・環境の変化(気温や気候など)
・間違ったスキンケア

加齢以外の要因としては、この5つが主な原因となっています。

これを見るとわかるように、肌表面の問題だけでなく、体の内側からの影響が大きいことがわかりますね。

 

 

肌老化のメカニズム

肌老化と聞いて、誰もが一番の要因と思うのが、年齢ではないでしょうか。

でも、実際同じ年齢でも若々しい人と老けて見える人がいますよね。

肌老化はどのようにして起こるのか、また、それを加速させる要因は何なのかについてお話していきます。
自分の肌がどのような変性をしていくのか、知っておきましょう。

 

●若くみえる人と、老けてみえる人の違いとは??

肌は、思春期のアンバランスな状態を経て、20歳前後に正常な状態が保たれるようになります。

表皮の水分量、真皮状態、皮下組織の脂肪量など、すべてが適正で、みずみずしくハリのある肌でいられるのが20歳~24歳くらいまでです。

その後、25歳前後から、ゆるやかに老化は始まりますが、ホルモンバランスが崩れやすい45歳前後から、シワやたるみなどが顕著に表れるようになります。

 

年齢を重ねることで、肌が老化していくことは避けがたいことではありますが、加齢の現れ方は個人差がかなりあり、実年齢(実際の年齢)と、見かけの年齢(肌年齢)は、年齢が高くなるほど差が大きくなります。

若い頃は、もともとの顔立ちや雰囲気で、若く見られたり、老けて見られたりしますが、年齢を重ねると肌の印象によって見た目年齢が変わってきます。

実年齢よりも老けてみえる人は、紫外線を浴びる機会が多い、誤ったお手入れをしている、長い期間病気や精神的ストレスを受けた、という人が多いというデータがあります。

 

表皮の変性

老化という表現はあまり使いたくないので、変性と言います。(笑)

表皮とは・・・
肌(皮膚)のいちばん外側にあり、外側から「角層(かくそう)もしくは角質層」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」の4つの層から成っています。

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では、年齢を重ねることで、この表皮がどのように変化していくのか、説明していきます。

 

●角質細胞の変化

角質細胞は加齢に伴い、ひとつひとつの細胞の並びや大きさが不規則になります。
故に細胞と細胞の隙間が大きくなり、水分が失われやすくなります。

こうなると、水分を保持する機能は低下し、体外に水分が出ていくこと(経皮水分喪失)が増えてしまいます。

 

●新陳代謝機能の低下

体の代謝が下がることで、基底細胞の分裂に遅れが生じます。
つまり、肌のターンオーバーが遅れるということになります。

そして、ターンオーバーが遅れることで、角化※1の過程で作られるはずの天然保湿因子(NMF)や皮脂膜、細胞間脂質が減少してしまいます。

※1 表皮の一番下の基底層で生まれた角化細胞(ケラチノサイト)が角質細胞となり、垢(角片)となってはがれ落ちるまでの課程

 

 

真皮の変性

真皮は、膠原繊維(コラーゲン)と弾性繊維(エラスチン)が規則的に並んでいて、その隙間をヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などのムコ多糖類が充たしているという構造になっています。

 

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●コラーゲン

弾力を保つコラーゲンの繊維は、少しずつ細くなり、次第に線のように細くなっていきます。
コラーゲンには、可溶性コラーゲン(生体組織内で分子を入れかえることができ、水分吸収能力が高いもの)と不溶性コラーゲン(コラーゲンの繊維と繊維をつないでいく役割のもので、弾力性や水分保持能力が低い)ものがあります。

肌の老化によって可溶性コラーゲンが減り、不溶性コラーゲンが増えてしまうことで、弾力のない肌となり、シワやたるみにつながっていきます。

 

●エラスチン

網目状になっているコラーゲン繊維の網目が交わっているところにあり、伸び縮みをする役割があります。
本来、規則的にカールしていてコラーゲンに巻き付いていますが、次第にカールが伸びてしまったり、枝毛のように線が枝分かれしてしまいます。

紫外線を浴びてダメージを受けたところは、エラスチンの変性が起きやすいことがわかっています。

 

線維芽細胞(フィブロブラスト)

線維芽細胞とは・・・
真皮内にある細胞で、コラーゲンやエラスチンをヒアルロン酸を産生しています。

産生するのと同時に分解も行っていて、産生と分解のバランスを保ちながら新陳代謝がなされているのですが、肌が衰えると、産生よりも分解のほうが上回ってしまいます。

線維芽細胞の産生力が落ちることがコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減少するのと同時に、線維芽細胞自体も増殖しなくなるので、弾力やハリが低下していくことになってしまいます。

 

肌の老化を早める有害物質とは?

酸化

肌の老化を引き起こすのは、ただ単に年齢を重ねるだけではありません。
ここ数年で特に注目されているのは、活性酸素です。

活性酸素とは、簡単に言うと細胞を酸化させるものです。
細胞膜を活性酸素が攻撃することによって、体のさびといわれる過酸化脂質という物質ができてしまいます。
この過酸化脂質は連鎖的にまわりの細胞を酸化させてしまうので、どんどん細胞のダメージが蓄積されていってしまいます。

活性酸素はガンや動脈硬化などの病気の原因となるほか、美容面でも、ニキビ、しみ、しわ、たるみなどほとんどの肌トラブルの原因になるといわれています。

 

私たちは、発生する活性酸素に対して、抗酸化作用のあるもので体内の酸化から体を守っています。
抗酸化酵素と呼ばれるもので、スーパーオキシドディスムターぜ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼなどがあります。

これらの酵素は30代くらいから量が少なくなってしまうため、体内に発生する活性酸素の除去に役立つ抗酸化栄養素を含む食品を取り入れていく必要があります。

活性酸素を除去する食事についての詳細はこちら >

 

糖化

酸化とともに老化を促進させるのが「糖化」です。
活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれています。

糖化は、食事から摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞を劣化させると言われています。
シワやたるみなどの原因となるほか、コラーゲンやエラスチンが糖化することで、茶色っぽい色になり、肌全体がくすんで透明感が無くなってしまいます。

糖化を防ぐ食事についての詳細はこちら >

 

 

化粧品によるトラブル

日ごろ使っているお化粧品に何が入っているか、きちんと把握していますか?

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たぶん、ほとんどの方が「NO」だと思います。

化粧品の表記は非常に難解で、専門家でも難しいといわれていますから、一般の方はほとんどチンプンカンプンではないでしょうか?
もちろん、私もわからないことまだまだたくさんあります。

 

でも、自分の肌につけるものですから、最低限の知識をつけておくべきだ!と私は常々思っています。

 

●市販の化粧品の販売基準、知っていますか?

市販の化粧品は、未開封の状態で3年以上品質が保てるものでなければ販売ができません。
(一部、使用期限の記載があるものは除く)

しかも、消費者は開封後だってどんな場所で保管し、どんな使い方をしているかわかりません。
熱い部屋に置きっぱなしで数カ月も放置しているかもしれないし、不潔な手で取ったりしている人もいるかもしれませんよね。

だから、メーカー側としては、必要以上に防腐剤や抗菌剤を入れて品質が保持できるように気を配る必要があるのです。
これは消費者を守ためには、あって当然の決まりだとは思うのですが、冷静に考えてみるとけっこう恐ろしいなぁと思ってしまいます。

化粧品を選ぶときには、細菌が入りにくいボトルや、酸素に触れにくい形状のものを採用しているメーカーを選ぶことをお勧めします。

 

●化粧品による弊害

ここ10年ほどで化粧品会社はすごく増えたと思いませんか?

化粧品とはまったく関係のないメーカーからも化粧品が販売されたりしていますよね。

これには理由があって、薬事法改正以降、大幅に規制が緩くなったことが原因です。
平たくいうと、ネガティブリスト(配合禁止、または配合量に制限のあるもの)に当てはまらなければ、何を入れてもいいよ、という決まりになっているのです。

そこで、目新しい成分がどんどん開発され、どんどん新しい化粧品が生まれるようになりました。

新しい成分というのは、安全性が確率されていない成分ともいえるわけです。

 

また、必要以上にお化粧品を使うことで、肌が本来行うはずの皮脂分泌機能を低下させたり、水分保持力を低下させていることもあります。
たっぷり保湿しようとするあまり、油分を必要以上に補うことで、皮脂が分泌されなくなったり、水分を保持できない弱い肌になってしまうのです。

 

化粧品でお手入れをすることは必要ですし、大事なのですが、選択を間違えたり、必要以上に使った場合、トラブルの原因となります。

一時期、大問題になったカネボウ化粧品の白斑問題でも、使用頻度や使用品目が多い人が白斑の発症件数が高いことが分かっています。毎日、真面目にコツコツと、化粧水から美容液、クリームまで重ねて使用していたのでしょうね・・。

 

●植物エキスの弊害

近年は、”肌に優しそう”というイメージから、「植物エキス」が使われるコスメが非常に増えています。

確かに、昔から有効だとして使われてきたものもありますが、植物エキスは複数を組み合わせることで毒にもなりうるものですから、注意が必要です。

アレルギーがある方には特に要注意です。

例えば、バラのアレルギーがある人がいるとします。
最初はバラだけがダメだったとしても、次第に構造が似ている同じバラ科の植物に反応してしまい、どんどん使用できない品目が増えてしまうということがあります。

ちなみに、配合される植物エキスはごく少量ですし、そもそも肌は栄養を吸収することはできませんので、化粧品に含まれる植物エキスはメリットはほとんどないと考えてよいと思います。

 

●メイク用品の弊害

最初に言っておきますが、私はメイクを否定するわけではありません。
メイクは楽しいし、気分も上がる♪私も大好きです^^

でも、落ちにくさやカバー力を求めるあまり、肌に負担をかけてしまうこともあることを理解してほしいのです。

最近はナチュラルメイクが浸透しているので、濃いメイクをしている人はそんなにいないかもしれませんが、昔と比べると若いうちからメイクを楽しんでいる人が多いですよね。

メイクがお肌に負担がかかるのは当然なのですが、もっとも負担がかかるのはメイクを落とすとき。
(落とさずに寝るのは論外ですよ・・!笑)

メイク落としに使われている界面活性剤は肌に負担がかかるものも多いので、使用するアイテムの選択が重要になります。

合成界面活性剤について詳細を知りたい方はこちら >

 

まとめ

・年齢だけでなく、生活習慣やストレスが原因で肌トラブルが起きる原因となる。

・肌の老化を遅くするには、酸化と糖化に気を付ける食生活が大切である。

・安易なイメージだけでなく、肌に負担の少ないものを選択すると同時に、過剰に使いすぎることには気を付ける。

 

 

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